OM&そよ風ソーラーの基本しくみ
OM&そよ風ソーラーのしくみは、太陽で床暖房する冬の働きが基本です。
太陽熱を集めて、蓄熱して、家全体を持続的に温めるといったパッシブソーラーシステムが中心です。
集熱
蓄熱
断熱・気密
OM&そよ風ソーラーの仕組み
冬
屋根への日射を利用して、太陽光発電をしながら、空気を温めます。温まった空気を床下へ送り、蓄熱コンクリートに蓄熱しながら家全体を床から穏やかに床暖房します。外気を暖房に利用するため、常に暖かい新鮮な空気で換気します。夜間から明け方にかけては、蓄熱コンクリートからゆっくり放熱。居室だけでなく、廊下や脱衣所など部屋間の温度差が少ない居心地のよい室内環境をつくります。
夏
屋根で温めた空気を小屋裏から排気します。
主に春から秋にかけて、温められた空気を使ってお湯を沸かします。お湯の温度は、約300Lの貯湯槽に貯めた水が、約50℃になります。
浴槽にお湯を張ったり、シャワーに使えます。
夜間には、地域にもよりますが放射冷却を利用して、冷めた空気を取り込みます。夜間に窓を閉め切っていながら換気をしています。
※地域により放射冷却の程度は異なります。
東大前真之研究室調査、出典:建築知識ビルダーズ
弊社の太陽熱エネルギーで建てたお客様は、冬の暖かさの満足度が高く、何十年後も1位は変わりませんでした。
敷地の日当たりをチェック
自分の土地にどのくらい日が当たるのかによって、設計は大きく変わります。たとえ大きな窓を設けても、日差しが入らない位置であれば暗く、寒い部屋になってしまいます。
敷地内のどこに建物を配置するかを考える上で、近隣の建物などの影響による日当たり条件を確認することは大切なチェックポイントです。
3D日影確認
3D日射熱確認
建物に対する日当たりをチェック
作成したプランが、季節毎、時間帯ごとにどのような日当たりになるのかを確認することで、窓からの日差しによる室温への影響や、室内の明るさを予測します。
24時間の室温の変化をチェック
建物の断熱性能、蓄熱性能、気象データ、周辺環境、そして想定する生活環境(暖冷房の計画、在室人数など)から、部屋ごとの室温、体感温度を予測します。
太陽熱エネルギーのお客様の声
心地よい空間をつくり出せた自信と満足が広がるOM&そよ風の家
Kさんは若い頃、中国の砂漠に木を植えるボランティアの経験があり、今でも林業ボランティアで間伐の作業を手伝うなど環境問題に関心があったため、家を建てる際にも「できるだけ環境に負荷をかけない家を」と考えていました
一階は土間を上がるとリビングダイニングと浴室、階段を上がりスキップフロアを仲立ちとして2階は寝室と子供部屋が並ぶKさんのOM&そよ風の家は平面図では表現しきれない空間が配置されています。
「寒くない程度のこの暖かさが良い」というKさんは、家中の暖房を太陽(OM&そよ風ソーラー)と薪(薪ストーブ)の自然の恵みで賄っており、帰宅時もホッとくつろげるのだとか。
「マンションでは燃料や機械に頼った暮らしをしてましたが、この家では夏は風が抜けるし、日差しを遮る工夫をすればいい。冬は反対に日差しを家の中にどんどん入れて、そうやって自然と上手に向き合って工夫すれば、それほど暑くも寒くもないはずです。」
自然に負荷をかけないで、自分が心地良いと感じられる空間を、自分の意志とそれを実現してくれる家づくりのプロたちの手によって作り出せた自信と満足が、Kさんの笑顔から伝わります。